文化を媒介する

今日、数多くの文化機関（文化事務所、美術館、劇場、フェスティバル、コンサートホール、文化協会、社会福祉サービスなど）が、あらゆる年齢層の利用者を対象とした文化仲介プログラムを提供しています。教育学、劇作術、芸術企画、文化マネジメント、観客開発、マーケティングといった関連分野との接点において、これらの分野で働く人々には幅広いスキルが求められます。この学位プログラムは、文化研究と理論に関する確固たる知識基盤を確立し、現在の文化現象を批判的に考察する能力を養い、具体的な実践分野への包括的な洞察を提供することで、学生をこうした多面的な専門職として育成します。一方で、学生は芸術実践（関心分野に応じて、視覚芸術、音楽、演劇／ダンス／パフォーマンス、文学／映画など）の直接的な経験を積み、他方では、文脈に応じた方法で文化仲介への様々なアプローチや手法を探求します。プロジェクトマネジメントと自己管理の両面から、学生たちはプロジェクトを自主的に計画、実行、評価できるだけでなく、具体的なキャリアビジョンとプロフェッショナルとしての自己認識を育むことができます。プロジェクト実現にあたっては、学部が地域内外に持つ広範な文化機関のネットワークも活用できます。

このプログラムは、文化、芸術、社会、教育関連の学士課程を修了した学生、および美術・音楽学校や専門大学の卒業生を対象としています。